自他一体

  • LINEで送る

人の身体というのは本当に奥深い。

人の身体に触れるということは、なんとも心地が良いのです。

僕は僕の人生しか生きることが出来ません。
どんな人と出会おうと、どんなものに触れようと、それは全て僕の人生の脇役でしかないのではないのでしょうか。

しかし、これは「私」を中心にした時の話で、全ての人の人生はそれぞれ一人一人が主役であり、その人に触れるものはその人生を彩るもののような気がします。

 

しかし、人の身体に真剣にただただ触れるという行為は、不思議とその方の人生の一部になっていくような感じがするのです。
僕の人生において脇役である相手が主役となり、その脇役として僕がいる感覚。

僕が触れているのではなく、相手の身体が僕を動かす。
相手の心地よさは、僕の心地よさになっていくのです。

痛いだろうな、と僕の頭は判断していても、僕の指はどんどんそこに引き込まれていく。
い…痛いです…と相手が声をもらしていても、相手の身体が僕の指を必要としている気がする。

そうやっていくと、なんだか相手の人生を生きている感覚になってくるのです。
ひと時の間ですが、その人の人生を感じる事が出来る気がします。

 

でも、しかし、どこまでいっても、きっとこれは僕の中の感覚でしかないから、本当の相手の人生ではないのですが。
本当に人生はいろいろです。

感じ方もいろいろです。

生き方もいろいろです。

全て良いなぁと感じさせてもらっています。

そして、最近よく思うのですが、相手に感じたことはそのまま僕のことなのです。
自分のことを話しているのか、相手の事を話しているのかわからなくなるのです。

自他一体とはこのことを言うのでしょうか。

わかりません。

でも、お互いがより心地よく暮らしていけるように。

 

本当にありがたい仕事をさせてもらっています。

日々精進するばかりです。

  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*