自然治癒力を「高める」より「生かす」

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自然治癒力という言葉がある。自然治癒力を高める。~をしたら自然治癒力が高まります。自然治癒力を高めて健康に。

こういった言葉を目にしますが、「自然治癒力」という言葉をもう少し深く考えてみる必要があると思います。ただ良いからやる、言われたからやる。ではあまりにも浅はかです。

自然治癒力という言葉を表面の意味だけでなく、大きな視野でとらえることで、病気などの症状への対処、健康に生きることへのきっかけになると思います。

自然治癒力とは

文字通りとらえるならば、自然治癒力とは自然に治し癒す力。つまり、怪我や病気が治っていく力。傷が治っていく力のことでしょうか。

しかし、それだけでは安易すぎるのではないでしょうか。

つまり、病気や怪我の意味を考える必要があるのではないか。治癒とはどういうことなのか。ということです。

自分に都合の悪い痛みや苦しみがただ無くなったというだけであれば、その苦しんだこと、痛んだことが損にはなりませんか?嫌な記憶として残りませんか?

私は、せっかく苦しんだのであれば、辛い経験をしたのであれば、その経験を生かし、きっかけにして、以前より良い生活をしていきたいと考えます。

例えば、痛み。(※痛みの捉え方は痛みの捉え方で「苦しみ」を「感謝」に変えるをご参照ください)

痛いことは辛いことです。嫌なことです。だから、早く消えてほしい。

しかし、痛みの意味はなんなのか。その意味がわからなければ、痛みが何かでなくなってもきっと再発します。再発はしなくても他の部位が痛くなるか、もしくは違う形で身体に変調をおこすはずです。膝は痛くなくなったけれど、腰が痛くなってきた。というようなことです。

痛みなどに代表される症状とは、あくまでも結果なのです。

目に見える症状は、目に見えない原因の現れなのです。目に見えない原因を突き止め、その意味を知る必要があります。目に見えるものよりも見えないものが大事というのは、なんとなく誰もが感じていることです。

痛みという見える部分をきっかけに、見えにくい日々の好ましくない習慣を正したり、考え方や生き方に無理があったと知る必要があるのです。

そのことで、日々の暮らしが以前より心地よく過ごしていけるはずです。

つまり、自然治癒力とは痛みや傷を治すということだけではなく、今の暮らしを心地よく過ごしていく為のきっかけを与えてくれている力なのではないでしょうか。

無理な生き方、考え方を知る為に自然治癒力が働いて痛みが出ていると考えることができます。

極端な話にはなりますが、「癌」というものが身体にあったとわかった時、自然治癒力を高めて癌をやっつけようという発想が一般的だと思います。しかし、癌がなぜ出来たのか、無理な生活、考え方があったのではないか。そこに焦点をおかずに癌によいからと「自然治癒力を高める方法」をしていたら、癌が大きくなっていくかもしれません。ということです。癌を消すのが自然治癒力ではなく、癌によって何かを気づかせようとしている力が自然の治癒力だと思うからです。もっと心地よい生き方があるよ。早く気づいて〜と癌を大きくしていく可能性があると思うのです。

自然治癒力は常に働いている

もし、そのように自然治癒力というものをとらえるならば、常に自然治癒力は働いていると考えることができます。大きな自然の力は常に働いているのです。私たちの生活をより良いものへと導いていこうとしてくれているのです。

という考えであるならば、もしかすると自然治癒力というものは高める必要はなく、常に働いていてくれているということを知るということが何より大事になってきます。

頑張って高める必要は無い。

それよりも、今自分に働いている力は何を求めているのか。何を訴えているのか。何が本当に必要なのか。今より心地よく生きる考え方があるのではないか。

悪習慣を良い習慣に変えようと思ったならば、そのきっかけは一見自分にとって不都合なものである必要があります。都合の良いものであれば人はその習慣を続けようとします。どこかおかしいと思いながらも苦しくなければ続けてしまうのが人間です。しかし、そのきっかけが不都合なものであれば真剣に取り除こうと考えようとするのではないでしょうか。

そのきっかけを与えてくれているのが自然の治癒力。

自然治癒力を高めるのではなく生かす

都合の悪いものをただ取り除いてくれるのが自然治癒力ではなく、都合の悪いものを表すことでより良くしていくのが自然治癒力だと思うのです。

自然治癒力という力を最大限に生かす為には、物事の本質を見極め、その意味を知ることが大事だと思います。

意味を深く考えすぎるとつらくなることも多々ありますが、何も考えていないと、同じことの繰り返しになってしまいます。心地よいことであれば繰り返されれば嬉しいですが、もし繰り返されることが心地悪いのであればどこかで何かを改めていく必要があります。

自分だけの小さな考えではなく、大きな自然の力に任せるという生き方。

そのことでより良い生活をしていけると信じています。

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